服装や礼儀など、お通夜の作法の常識について解説します。お通夜の作法常識を守って、参列するようにしないと、お通夜は不祝儀ですから、謝ってでは済まされるものではありません。
お通夜には、読経の始まる10分くらい前には着きたいものです。受付や祭壇に香典や供物を供えたら、祭壇のある部屋に入ります。先客がいれば一礼、そして喪主・遺族に一礼と手短にお悔やみを述べ席につきます。祭壇の正面に僧侶、右側に喪家が着席、一般弔問客は祭壇に向かって左側の席になることが多いようです。通夜では特に席次はこだわりませんが、自分より年配の人が多ければ末席に控えた方が無難です。あらかじめ席次が決められている場合は、指示がありますので案内通りに着席します。そして、香典袋はふくさや小風呂敷(なければハンカチ)などに包んで持参するようにします。香典は、受付でふくさから取り出し「このたびはご愁傷さまでございます」や「ご霊前にお供え下さい」などと言葉を添え、表書きを相手側に向けて差し出します。 遺族に差し出すときも同様に表書きを相手側に向けます。もし、受付がなく直接祭壇に供える場合は、表書きを自分側に向けて差し出すのが習わしとなっています。
お通夜の作法の常識(服装)についてなのですが、もし、訃報を聞いて取りあえず仮通夜に弔問に行く時は平服のままでも構わないかと思います。むしろその方が自然で、慌ただしく仕事先から駆けつけてきたのに喪服を着ているというのはかえっておかしいですし、不幸を予期していたようで失礼ということもあります。暑い時分で上着を着ていないシーズンもありますが、そんなときは亡くなった方とのお付き合いの程度で、どうしてもその晩すぐにでも顔を出したいと思ったら先方でその旨説明すればいいかと思います。最近では本通夜でも平服で訪れる人もいますし、サラリーマンの場合などは告別式でも仕事の合間に抜け出して弔問に行く場合は、質素な平服で参列する例もあるようです。自分の会社関係の人とか商売上のお得意さんとかでは好ましくありませんが、喪服を着るのを忘れたから参列しないというのよりはずっとよいかと思います。お通夜の服装は、なるべく地味な服装が望ましいですし、男性の場合はできればネクタイと靴下を黒に換えるようにして下さい。
お通夜の作法常識を守って、参列するようにしないと、お通夜は不祝儀ですから、謝ってでは済まされるものではありません。お通夜の正しい礼儀についてご紹介いたします。まず、お焼香には抹香と線香があり、通夜と告別式、また地域によってどちらの焼香を行うかは変わってきます。最も一般的な抹香の作法は、隣りの席の人に一礼して前に進み、遺族に一礼します。そして、祭壇の前で一礼(または合掌)し、3本の指で焼香台から香をつまみ、やや頭を下げて目の高さまで上げます。次に、香を静かに香炉に落とします。(宗派によって1〜3回繰返す)そして、少し下がって合掌し、遺族に一礼して席に戻ります。お焼香は宗派によって方法や回数が違いますので気をつけるようにして下さい。また、遺族から対面をすすめられたときには「ひと目だけお目にかからせていただきます」と言って受けることにして下さい。お通夜の参列者にとって一番重要なことは時間厳守です。式の始まる時間より少し早めに到着しておくことも礼儀のひとつです。
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